増浦行仁写真展「神の宮」@豊岡稽古堂(とよおかけいこどう)

増浦行仁写真展「神の宮」
@豊岡稽古堂(とよおかけいこどう)
2017年8月28日(月)~9月7日(木)
折り重なる奇跡が ここ豊岡に。

今日はたいへん嬉しいお知らせがございます。
我らが偉大な友人、写真家の増浦行仁氏の写真展が
なんと、私たちの街、豊岡で開かれることが正式に決まりました。
世界的な写真家である増浦行仁氏の偉業につきましては
前回の「神に選ばれた写真家 増浦行仁氏とのご縁」でも
少しだけ触れさせていただきましたが、
今回の写真展でご覧いただける「神の宮」は、
2013年に執り行われた、出雲大社の「大遷宮」と
伊勢神宮の「式年遷宮」の様子を、増浦行仁氏が準備段階から
実に9年の歳月をかけて撮影した写真集です。
出雲大社の「大遷宮」と伊勢神宮の「式年遷宮」が重なるのは
遷宮1300年の歴史上でも、いまだ3度しかなく、
私たちはその3度目の年にこの世・この日本に居あわせ
日本古来の神事に込められた神々への感謝と万物との共生共存への祈りに
思いを馳せることができたことが1つめの奇跡。
幾重もの出会いと導きを経てその2つの「遷宮」の撮影を許された
世界的な写真家 増浦行仁氏との出会いが2つ目の奇跡。
そして、 豊岡の歴史を受け継ぐシンボルでもある「豊岡稽古堂」という場所に、
増浦行仁氏と氏の作品をお招きできた3つめの奇跡。
このたくさんの奇跡が折り重なり、2017年8月28日~9月7日の11日間、
『増浦行仁「神の宮」写真展 in 豊岡』を実現できることになりました。
写真やカメラに興味のある方はもちろん、
出雲大社・伊勢神宮の神聖な空気に触れたい方、
世界が称賛する写真家 増浦行仁氏に興味がわいてきた方、
ぜひ、お一人でも多くの方にご覧いただけますよう、ご案内申し上げます。


伊勢神宮・出雲大社 奇跡の両遷宮作品集
「神の宮」増浦行仁写真展

B3ポスター原稿Bout

於   :豊岡稽古堂 市民ギャラリー(豊岡市本庁舎前)
豊岡市中央町2-4
📞0796-23-1160 地域コミュニティ振興部 文化振興課
入場料 :無料
開催期間:2017年8月28日(月)~9月7日(木)
開催時間:午前9時~午後6時 ※最終日のみ17時まで
主催  :豊岡市、増浦行仁「神の宮」写真展実行委員会
特別共催:(一財)神の宮共働態 Office MASUURA.inc


9月2日(土)には、増浦行仁氏ご本人によるワークショップ「キッズカメラマン集まれ!親子参加もOK!」も催されます。この豊岡で世界的な写真家 増浦氏ご本人から、写真の撮り方・撮られ方をアドバイスしてもらえるという夢の企画をお見逃しなく(お問い合わせ:豊岡市 地域コミュニティ振興部 文化振興課 電話0796-23-1160)。

神に選ばれた写真家、増浦行仁氏とのご縁。

私を、株式会社attikuの創業に駆り立てたものの一つに、
世界的な写真家・増浦行仁(ますうらゆきひと)氏とのご縁があります。
増浦氏と当社との直接のおつきあいは、
伊勢神宮の式年遷宮・出雲大社の平成の大遷宮という御神事を、
増浦氏によって撮影された写真作品集「神の宮 特装版」の企画・製作に、
当社の母体である浮田産業株式会社が、
携わらせていただいたことが始まりでした。
まず、こちらがどのように「特装」かと申しますと、
増浦行仁氏撮影の伊勢神宮・出雲大社の両遷宮の全写真作品123点が
「手すきの和紙」にプリントされ、
「漆塗りの外箱」に納められ、
「組み紐」がかけられ、
「丹後ちりめんの風呂敷」で包まれ、
「アルミ(ジュラルミン)ケース」に収納されているという、
まさに日本の文化と伝統技術が結集した芸術品と呼ぶにふさわしい品。
そして、そのすべてが、私どもと古くからお付き合いくださっている
日本国内の職人さん達の手による、「技」と「魂」の結晶だったのです。
当初こちらは、2016年5月に開催された伊勢志摩サミットの記念品として
参加国元首にお持ち帰りいただく「おみやげ」として企画されたという経緯から
私たちはその誇りと愛情をこめて、これを「玉手箱」という愛称で呼ぶようになりました。
のちに東京大学出版会と当社から「神の宮 特装版」として販売させていただいています。

<協力会社のみなさまに心より感謝申し上げます>
「和紙」有限会社やなせ和紙
「漆塗りの外箱」 有限会社みさき創屋 越前漆器株式会社
「組み紐」きもの百貨 イトカワ
「丹後ちりめんの風呂敷」 田勇機業株式会社
「アルミケース」 ヒロセ工業株式会社 株式会社伊藤ケース製作所

(敬称略)

私たちは、この企画・製造を通して、増浦氏の作品のすばらしさはもちろん、
写真家として妥協のないお仕事ぶりに深く感銘を受け、
敬意をもって触れさせていただく一方で、
モノづくりのパートナーとしていっさいの気取りなく接してくださる
率直で純真なお人柄に強く惹かれるようになりました。
そして、氏の写真作品を、お一人でも多くの方にご覧いただきたい、
お一人でも多くの方のお手元にお届けしたいという思いに駆られ、
私どもの技術とネットワークをフルに駆使して
その「仕組み」と「入れ物」づくりに取り組んでいく決意をした次第です。

増浦行仁氏は、ミケランジェロをはじめ、マイヨール、ロダン、ブルデルなど
偉大な芸術家の作品の撮影を正式に許可された世界的にも数少ない写真家の一人であり、
伊勢神宮の式年遷宮・出雲大社の平成の大遷宮をはじめ重要な御神事を撮影することを許された
世界でただ一人の写真家であることを申し上げれば、
私が最初に「神に選ばれた写真家」という、
少し畏れ多い言葉を用いたこともお許しいただけるのではないでしょうか。
ただ、「選ばれた」という言葉にはどこか受け身的な印象がありますが、
実際はそれとはほど遠いものであることを付け加えさせていただきます。
11歳の時に初めてのカメラを手にした瞬間から、
ただひたすらに求め続けた、氏のたゆまぬ努力と純粋な情熱が、
出逢うべき人との奇跡的な出逢いを引き寄せ、つき動かし、
降り注ぐ光さえもが味方する、唯一無二の写真家になられていた、
と申し上げるのが正しいと思います。
私たちは、この偉大な写真家であり、愛すべき友人である
増浦行仁氏とのご縁をいただいたことに深く感謝し、
氏の作品に大切に向き合ってまいりたいと思います。

浮田昌宏