令和5年4月

コロナの対応を強いられてから当社では従業員の自宅待機や交代勤務、時短営業をそれぞれの部署管理に任せて常に従業員が半分以下の状態が3年以上続いてきました。
従業員の雇用の維持と会社の継続のためにも国の雇用調整助成金を長きに渡り申請してきました。それも3月に終了を迎えることになり、この4月から全従業員が始業から出社しています。
それでもコロナ前の業績には程遠いことと、3年間の時短営業と交代勤務から一気に元に戻すと、私生活にも影響が出ることを考慮してもう少しの間だけ時短営業は続けることにします。関係各位にはもうしばらくご迷惑をお掛けするかもしれませんが、何卒ご理解を賜りたいと思っております。

さて、この3年間は本当にたくさんのことを考え、悩み、怯え、見えないウイルスと戦ってきました。まだ居なくなったわけではありませんが、気分的には開き直らないとならない時期だと理解しています。
取り巻く環境はまだまだ厳しいですが、この先も雇用を維持し、事業を継続するためには新しいことにチャレンジし、モチベーションを上げていかなければならないと考えています。

従業員には『新しい浮田産業』という表現をしていますが、創業者の信念の中に
『本業に徹する』という考えを叩き込まれた私は、その考えと葛藤しながらチャレンジを始めて行きたいと思います。
決して飛躍し過ぎないように少し立ち位置を変えて、やる気のある従業員に任せて行こうと考えています。
これまでお世話になった皆様に決して背を向ける事の無い様に、また、従業員が元気で前を向くことで新しいチャレンジが恩返しに繋がるようにとも思っています。

コロナによって弱った色々なものが元気に芽を出し、花を咲かせることが出来ますように。
浮田昌宏