育てるカバン!RAISEBAG

こんにちは。スタッフです。

先日上司からSDGsについての課題をもらい調べています。SDGsには17の目標がありその中にジェンダー平等を実現しようという目標があります。私の身近なジェンダー問題と言えば子育てに関するジェンダーバイアスについてです。女の子はピンクで苺でおままごと、男の子はブルーで恐竜でミニカーや電車遊び、このように性別によって最初から与えられる偏見のことです。他にも子育てという観点でいくとマザーズバッグという鞄が存在します。子供を育てる母親向けに作られた鞄です。このマザーズバッグに ん? と思った新米パパスタッフが弊社にいました。マザーズバッグがあるならファザーズバッグがあってもいいのではないか?そもそも母親も父親も一緒に使える子育てカバンがあればいいのに!と思いました。

(弊社新米パパ↑ お砂場遊びからおままごと、ボール遊びにおいかけっこなど、なんでもこなします。)

そんな時、但馬信用金庫様の企画で阪急百貨店のバイヤー様にプレゼンする機会があり 子育てカバンをプレゼンしました。

「育てるカバン!レイズバッグ」です。レイズには育てるという意味があります。母親だけでなく父親や祖父母、地域のみんなで子供を育てていこうという願いを込めて「レイズバッグ」と名付けました。

レイズバッグを作るにあたって世の中の人が子育てカバンにどんな事を求めているのかを知るためにアンケートを取ることにしました但馬信用金庫や市役所のジェンダーギャップ課にご相談して街の図書館にもご協力していただきました。またSNSでもアンケート実施し最終的に7000件を超える方に回答してもらうことができました。集まった意見で共通して多かったのは以下のような意見でした。

・子どもを抱っこしながら中の物を取り出したい

・汚れても洗える鞄

・たくさんのポケットで収納しやすい

・インバッグが欲しい

・とにかく軽い鞄

・ママとパパが共有で使えるようなデザイン 

これらの声をもとに鞄を作り始めました。

阪急百貨店さまと進めていた企画だったので何度もリモートで打ち合わせをしたり意見をもらったりしながら製品作りを進めました。アンケートを参考に製品サンプルを作り、その製品サンプルを実際に見て意見や感想を頂く機会として高槻阪急百貨店にて座談会というイベントに参加しました。座談会では現在子育て中の方々にお越しいただき実際に商品サンプルを見ていただきながら意見を聞きました。座談会は本当に良い機会となりました。実際にいただいた意見を参考に本製品に生かしたしたことがあります。もともと鞄の内装は全て黒で作っていましたが入れたものが見やすいように明るめの生地が良いとの意見を頂いたことで明るめの生地を採用しました。他にも鞄を丸ごと洗いたいとの意見もあったのでランドリードラムを作って販売しました。

(座談会 会場の様子)

レイズバッグの鞄の種類はリュック・トート・2WAYの三種類にインバッグが5種類あります。鞄の3種類には大きさが大小2つあるのでお子様とお揃いで持つこともできます。リュックと2WAYはお子様が公園に行って走ったり疲れてしまって鞄を持ちたくなくなってしまっても大きな鞄に繋げることができます。

(大きい鞄に小さい鞄を付けることができます。)

レイズバッグについている引手はシード引手と言い種の形をしています。レイズバッグのテーマは育てるなので引手を種の形にして種をまく、そして育てていくというイメージから作りました。

(シード引手)

阪急百貨店さまと一緒に作ったレイズバッグ。高槻阪急百貨店1Fプルアプープ様内で2週間のPOPUPを開催することができました。

(高槻阪急百貨店様でのPOPUPの様子)

自分たちが作った鞄が実際にお客様の手にとってもらえた時の喜びはとても大きかったです。

2024年7月13日(土)~7月15日(月)まで、道の駅但馬まほろば店頭にてPOPUPを開催します。是非足をお運びください。

レイズバッグは生まれたばかり。ここからもっとたくさんの方に持っていただけるよう、精進していきたいと思います。

(インバッグのストリングバッグ、上部は巾着、下部はファスナーで開閉でき子供の靴や汚れたタオルなど分けて入れることができます)